コンパスを使って、平行四辺形を作図する方法について解説していきます。
下の図のように2つの辺がある状態から、平行四辺形を作図してみましょう!
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/3e41b0e7ec8c736dd4cd0778232ea6cb.png)
【平行四辺形の書き方】コンパスを使って作図する方法は?
説明がしやすいように頂点にA,B,Cと名前をつけておきますね。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/b1c3bb8840800b67e40450a5c04e6431.png)
まずは、コンパスを辺BCの長さに合わせます。
その長さを取ったまま、点Aにコンパスの針を置き、円を書きます。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/1633459ae42250a9ec864414725f0000.png)
次に、コンパスを辺ABの長さに合わせます。
その長さを取ったまま、点Cにコンパスの針を置き、円を書きます。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/6930f1ea5cb0cbaebaa87044d8b745e1-1.png)
すると、コンパスで作図した2つの円に交わるところができます。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/2664e9e9dbb4ccf3d407a476c30832c0.png)
これに対して、線を結んでいけば平行四辺形の完成です!
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/509a9be1eeef32035782812bd1343001.png)
【平行四辺形の書き方】なぜ?
上の章では、平行四辺形の書き方の手順について解説しました。
やり方としては、とっても簡単でしたね!
だけど、なんでこんなやり方でできるの?と疑問に思った方もいるでしょう。
というわけで、簡単ではありますが平行四辺形の書き方のなぜ?について触れておきます。
まず、平行四辺形の性質を覚えておきましょう。
四角形は次の条件を満たすと、平行四辺形になります。
【平行四辺形になるための条件】
- 2組の対辺がそれぞれ平行である。
- 2組の対辺がそれぞれ等しい。
- 2組の対角がそれぞれ等しい。
- 対角線がそれぞれの中点で交わる。
- 1組の対辺が平行でその長さがそれぞれ等しい。
この条件の中から、「2組の対辺がそれぞれ等しい」という条件を使って作図をしています。
まず、BCと同じ長さを半径に持つ円を書くことで
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/c009931e30a635e88951fafe46dd504b.png)
このように、点AからBCと同じ長さになる場所を調べることができます。
同じように、ABと同じ長さを半径に持つ円を書くことで
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/98c3583d984ec89d20f594f880568a4a.png)
このように点CからABと同じ長さになる場所を調べることができます。
そして、それらが交わる場所
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/f5f681a06adb268f7a2e582b55c929e5.png)
これが2組の対辺がそれぞれ等しくなる場所!というわけですね。
【平行四辺形の書き方】まとめ!
お疲れ様でした!
最後に手順をおさらいしておきましょう。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/12/1633459ae42250a9ec864414725f0000.png)
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今回の平行四辺形の書き方は、のちに学習するであろう高校数学の作図にも役立ちます。
なので、しっかりと覚えておきたいですね(^^)
コメント失礼します
【平行四辺形の書き方】まとめ!
の部分の、
「ACを半径にもつ円をかく」というのは、
「BCを半径にもつ円をかく」が正しいのではないでしょうか?
ミスってました…(^^;)
ご指摘ありがとございました!