今回は「はじき」を使って速さ、時間、距離(道のり)を求める方法について解説していくよ!
速さに関する問題って難しく感じちゃうんだけど、この「はじき」を使いこなせるようになると、とっても楽勝な問題になっちゃうよ!
というわけで、「はじき」を使って速さの問題を解く方法についてやっていきましょう(^^)
「はじき」ってなに?
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/370723bf70f75e5ab8a432c42b18b7a7.png)
速さ、時間、距離それぞれの頭文字を取ったものを「はじき」と言います。
それでね、速さ、時間、距離にには次のような関係があるんだ。
$$(距離)=(速さ)\times (時間)$$
$$(時間)=(速さ)\div (距離)$$
$$(距離)=(速さ)\div (時間)$$
これを覚えてしまえば、速さの問題はバッチリ!
なんだけど…
ちょっと覚えるの大変じゃない?
辛いよね(^^;)
これらの関係を簡単に覚えることはできないかと…
そこで考えられたのが
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/4b4958f89e06638d3388f184ab906dfc.png)
「はじき」という覚え方なんだ!
この表を使うと、速さの関係式を簡単に思い出すことができます。
例えば、距離を求めるためにはどういう計算をすればいいんだっけ?となった場合
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/ae2872abc45cfe34a371dc3c6afda5c4.png)
このように「き」の部分を指で隠してやります。
すると
$$\LARGE{は \times じ}$$
の部分が残ります。
このことから、距離を求めたい場合には、速さ×時間を計算すれば良いということが分かります。
「はじき」って、めちゃめちゃ便利ですね!
求めたい値を指で隠すと、勝手に式が出来上がっちゃう( ゚Д゚)
これで複雑な関係式を覚えなくても、簡単に思い出すことができちゃいます。
まとめておくとこんな感じですね。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/b3603f8fc2a5990801d58ef8d233e1bf.png)
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/1d85650fde70f38255901bb8c74be20e.png)
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/6923959003c919bc8560ae08ae52aba3.png)
それでは、はじきの使い方を知ってもらったところで、次は実際に速さに関する問題を解いてみましょう!
はじきを使って距離を求める問題
距離を求めたいときは…はじきを使って思い出しましょう!
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/b3603f8fc2a5990801d58ef8d233e1bf.png)
速さと時間を掛ければOKということが分かりますね!
問題文から、速さと時間を読み取りましょう。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/fd8c51ada23aaa4ec30cd21db5c23fac.png)
すると、速さは20、時間は25だということが分かりました。
以上より
$$\large{(距離)=20 \times 25=500}$$
となります。
最後に単位もお忘れなく!
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/7c4cc05f62ea64e4b6df4a31c90dea1a.png)
速さの単位を見るとm(メートル)となっているから、この問題ではmを基準として考えているということになるよ。
なので、今求めた距離に単位をつけてあげて
$$\LARGE{500(m)}$$
が答えとなりました!
はじきを使って時間を求める問題
時間を求めたいときには…はじきを使って思い出しましょう。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/6923959003c919bc8560ae08ae52aba3.png)
つまり、距離÷速さをすればいいんだということが分かりますね。
次に問題文から距離と速さを読み取りましょう。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/69cba1a0dc640253b8fb807360f81fed.png)
すると、速さは500で距離は2000だということが分かります。
以上より
$$\large{(時間)=2000 \div 500=4}$$
となります。
時間の単位は、速さの単位に注目して
分速500m
分を基準に考えているんだということを読み取ります。
すると、答えは
$$\LARGE{4(分)}$$
ということになります。
はじきを使って速さを求める問題
速さを求めたいときには…はじきを使って思い出しましょう。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/1d85650fde70f38255901bb8c74be20e.png)
つまり、距離÷時間をすればいいですね!
それでは、問題から距離と時間を読み取りましょう。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/ef29d12026949b0bdc59892528c51700.png)
すると、距離が160、時間は4であることが分かりました。
以上より
$$\large{(速さ)=160 \div 4=40}$$
となります。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/0cd26828db8cf86cdf0a048d411230b2.png)
この問題では、時間と㎞を基準に考えているので速さの単位は
$$\LARGE{時速40㎞}$$
ということになります。
【応用】単位の変換が必要な問題
次はちょっとした応用問題を見ておきましょう。
あれ、あれれ…
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/99a16267459c72b660dbb351db69acd5.png)
距離の単位が違ってますね
このままの数で計算してしまうとおかしなことになっちゃいます(~_~;)
こういう場合には、速さの単位に揃えるように変換を行いましょう!
速さはmを基準に考えているので、1.5㎞をmに変換してやります。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/03b8525b509be95ccb4cba73289d0cae.png)
単位を揃えることができれば、あとは「はじき」を使って計算すればOK!
$$\large{(時間)=1500 \div 50=30}$$
よって、答えは
$$\LARGE{30(分)}$$
となります。
それでは、単位の変換が必要な問題をもう1つやっておきましょう。
分速何m?
と聞かれているので、分とmを基準に考えるということが分かります。
なので、時間のところを分に変換してやりましょう。
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/43d4fe1ed0f2bd894d1bec5ae8e2064e.png)
単位を揃えることができたら、「はじき」を使って計算していきましょう。
$$\large{(速さ)=4200 \div 70=60}$$
よって、答えは
$$\LARGE{分速60m}$$
となります。
「はじき」まとめ
お疲れ様でした!
「はじき」の使い方は理解してもらえましたでしょうか?
速さの問題を解く上で、とっても便利なものだから使いこなせるようにしておきたいですね(^^)
それでは、最後に「はじき」の表を確認して終わりにしておきましょう!
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/b3603f8fc2a5990801d58ef8d233e1bf.png)
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/1d85650fde70f38255901bb8c74be20e.png)
![](https://study-line.com/wp-content/uploads/2018/10/6923959003c919bc8560ae08ae52aba3.png)
はじきとてもわかりやすいですね
速さで困ったときは
活用してみてください^^
分速500mで2000mを進むのにかかる時間は?
時間の単位は、速さの単位に注目しての部分が間違っていませんか???
この例題の早さの単位は「分」では?
ミスってました…
直しました!
ご指摘ありがとうございました!!