今回は、中1で学習する作図単元から
円に内接する正三角形の作図方法について解説していくよ!
下の図で示した円周上に3頂点A、B、Cがあり、正三角形となる△ABCを考える。下に示した円周上に、正三角形となる△ABCを定規とコンパスを用いて作図しなさい。
この作図は、かなり上級者向けの問題になります。
公立高校の入試には出題はされないような難しい問題ですが
難関高校を受験する場合には、ぜひ解けるようにしておきたい1問です。
それでは、解説していきます。
正三角形を作図するための考え方
正三角形とは、すべての辺の長さが等しい三角形のことですね。
ということで、円の中に3辺がすべて等しくなるような三角形を作図したいです。
どのように同じ長さの辺をとるかというと
このように円を6等分してやります。
ちなみに6等分されている円の中心角は60°だね。
これもポイントだから覚えておいてね。
すると
このように1個飛ばして点を結んでやると
同じ長さの辺を3つ作ることができます。
よって
この三角形は正三角形になる!
完成!!
ということです。
つまり
円を6等分することができれば
正三角形を作ることができるというわけですね。
作図手順の解説
それでは、まず円を6等分していきましょう!
そのためには、円の中心を求める必要があるので
円の中心を作図してやります。
円の中心は、円周上のどの点からも等しい距離にある点です。
ということで、弦の垂直二等分線をかくことで
円の中心を求めてやります。
次に、先ほどかいた垂直二等分線と円の交点を点Aとして
点Aを中心とする半径AOの円をかいてやります。
円と円が交わるところに点をとって
それぞれの点を線で結んでやると
このように正三角形を作ってやることができます。
つまり、60°の角が作図できたことになります。
これらの線を延長してやると
中心角が全部60°になってるよね
ということで…
6等分の完成です!!
6等分が完成すれば
1個飛ばして点を結んでやるだけです。
まとめ
お疲れ様でした!
なかなか複雑な作図でしたね(^^;
最後に手順をまとめておきましょう。
上では詳しく解説するために
わざと6等分の線をかきましたが
正三角形がかければOKなので
実際にはこのように3点を作図できたら
線で結んでやってください。
作図問題って
初めての挑戦では、すごく難しいですよね。
でも、1度解いたことある問題であれば
ほんっとに楽勝で解くことができます。
たくさん問題を解いて、知識を増やすこと
これが作図向上の近道だ!
こちらに入試の過去問を抜粋した記事もあるので
よかったら挑戦してみてください。
ファイトだー(/・ω・)/
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