今回は中1数学で学習する
「絶対値とは」
について解説していきます。
簡単な内容なので、
この記事を通してサクッと理解していきましょうね!
絶対値とは
絶対値とは、原点からの距離のことをいいます。
\(+3\)であれば、原点から右に\(3\)離れているので、絶対値は\(3\)。
\(-5\)であれば、原点から左に\(5\)離れているので、絶対値は\(5\)。
となります。簡単ですね(^^)
絶対値とは距離を表した値なので、負の数が答えになることはありません。
必ず0以上になります。
なので、絶対値を答えるときには、その数の符号を取った値。
と覚えておいてもOKですね!
では、例題を通して絶対値の問題の解き方を身につけておきましょう。
【例題】
次の数の絶対値を答えなさい。
(1)\(+3\) (2)\(-2.1\) (3)\(+\frac{2}{5}\)
絶対値とは原点からの距離であり、符号をとった値と等しくなります。
したがって、答えは
(1)\(+3\) ⇒ \(3\)
(2)\(-2.1\) ⇒ \(2.1\)
(3)\(+\frac{2}{5}\) ⇒ \(\frac{2}{5}\)
となります。
【例題】
絶対値が \(2\)になる数を答えなさい。
こちらの問題は先ほどとはちょっと聞かれ方が違いますね。
「絶対値が\(2\)になる数」=「原点からの距離が\(2\)になる数」
原点から右側に2離れている点 \(2\)
原点から左側に離れている点 \(-2\)
このように \(2,-2\) の2つであることが分かります。
【例題】
絶対値が\(2\)以下となる整数を小さい方から順に答えなさい。
絶対値が2以下となるのは、
このような範囲になります。(原点に近い範囲)
「以下」ということは、\(-2,+2\)も含まれることになります。
この点に気を付けて答えを書き出すと
$$-2,-1,0,1,2$$
となります。
ここでは「以上・以下」「より大きい・小さい、未満」といった言葉の違いが重要になります。
以上・以下 ⇒ その数も含める。
より大・小、未満 ⇒ その数は含めなさい。
絶対値【練習問題】
【問題】
次の数の絶対値を答えなさい。
(1)\(-4.9\) (2)\(+5\) (3)\(-\frac{3}{8}\) (4)\(0\)
【問題】
絶対値が次の場合,その数はいくつか答えなさい。
(1)\(4\) (2)\(1.5\) (3)\(\frac{1}{2}\) (4)\(0\)
【問題】
次の問いに答えなさい。
(1)絶対値が\(3\)より小さい整数を小さい方から順に答えなさい。
(2)絶対値が\(4\)以下の整数を小さい方から順に答えなさい。
まとめ!
絶対値とは原点からの距離!
これを覚えておけば簡単な内容ですね(^^)
この絶対値は、次に学習する「数の大小」「正負の加減」でも役に立つものです。
なので、今回の内容に不安がある方は練習問題を何度も解いて、しっかりと理解を深めておいてくださいね!
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すごくわかりやすかったです。神✨
ありがとうございます^^