今回は一次関数の単元から
グラフ上にある三角形の面積を求める
という問題の解き方について解説していきます。
また、応用編ということで、三角形を2等分する直線の式は?という問題についても一緒に考えていきましょう!
面積を求めるとなると
うわ、難しそう…
テストで出てきたら飛ばすわ…
っていう方も多いと思います(^^;)
だけど、実際にはね
ポイントをおさえておけば楽勝な問題
です!!
ってことで、やっていこうぜ★
今回の記事は、こちらの動画でも解説しています(/・ω・)/
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【一次関数】面積を求めるやり方は?
グラフ上にある図形の面積を求めるために
座標を求めることができる
というのが最も大切なポイントになります。
座標を求める方法については
>【一次関数】座標の求め方は?いろんな座標を求める問題について解説!
こちらの記事で1から解説をしていまず。
一次関数が苦手だ…という方はまずはこちらの記事で復習しておいてください。
それでは、次の問題について解き方を順に確認していきましょう。
【一次関数】面積を求め方の手順
次の図で、△ABCの面積を求めなさい。

グラフ上にある図形の面積を求めたい場合
まずは、三角形の各頂点の座標を求めます。

まずは、簡単に求めることができるB,Cの座標からいきましょう。
点Bは\displaystyle {y=\frac{1}{2}x+3} のx軸との交点だから
\displaystyle {y=\frac{1}{2}x+3}に y=0 を代入すると
0=\frac{1}{2}x+3\\ \\-\frac{1}{2}x=3\\\\x=-6
よって、点Bの座標は(-6,0)と分かります。
点Cは\displaystyle {y=-x+6} のx軸との交点だから
\displaystyle {y=-x+6} に y=0 を代入すると
0=-x+6\\ \\x=6
よって、点Bの座標は(6,0)と分かります。

最後に、点Aの座標を求めましょう。
点Aは\displaystyle {y=\frac{1}{2}x+3}と\displaystyle {y=-x+6}の交点だから、2つの式から連立方程式で解いていきます。
\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} y=\frac{1}{2}x+3 \\ y=-x+6 \end{array} \right. \end{eqnarray}
\displaystyle {y=-x+6} を \displaystyle {y=\frac{1}{2}x+3}に代入すると
-x+6=\frac{1}{2}x+3
-2x+12=x+6
-3x=-6
x=2
x=2 を y=-x+6に代入すると
y=-2+6=4
よって、点Aの座標は(2,4)ということが求まりました。

三角形の頂点の座標がすべて求まったら
次はそれを利用して、底辺と高さの大きさを求めていきます。
横の長さであれば、ぞれぞれのx座標
縦の長さであれば、ぞれぞれのy座標
を見比べ、次の計算をすることで長さを求めることができます。
長さ=座標(大)-座標(小)
まずは底辺
BとCの座標を見れば求めることができます。

高さの部分は点Aの座標を見ればよいので

以上より△ABCの底辺は12、高さは4ということが求まったので
△ABC=12\times 4\times \frac{1}{2}=\color{red}{24}
となりました。
以上の手順をまとめておくとこんな感じ!
- 各頂点の座標を求める
- ①で求めた座標から長さを求める
- ②で求めた長さを使って面積を求める
多くの人が座標を求めるという1ステップ目でつまづいてしまいます。
ですが、座標を乗り切ったらもうゴールは目の前です。
面積を求めるのが苦手だという方は、まずは座標を求める練習に力を入れてみてはいかがでしょうか。
>【一次関数】座標の求め方は?いろんな座標を求める問題について解説!

【一次関数】面積を2等分する直線の式は?
それでは、次は発展の問題。
面積を2等分するという問題の解き方を考えてみましょう。
次の図で、点Aを通り△ABCの面積を2等分する直線の式を求めなさい。

点Aを通るように直線を引く場合
△ABCを2等分にしようと思えば

このようにBCの中点を通るように引けば、三角形を2等分することができます。
中点を通るように分割すれば、それぞれの三角形は底辺、高さが等しくなりますよね。
なので、三角形を2等分する直線…という問題であれば、その直線が中点を通るように。と考えてみるとよいです。
では、ここで問題となってくるのは
点Bと点Cの中点ってどこ!?
ってことだよね。
中点の座標を求めるのは簡単!
中点の座標の求め方
(a,b) と (c,d) の中点は
\left(\frac{a+c}{2}, \frac{b+d}{2}\right)
このように x, y座標をそれぞれ足し、2で割る。
これで中点が求めれます。
よって、B(-6,0) と C(6,0)の中点は
\left(\frac{-6+6}{2}, \frac{0+0}{2}\right)=(0,0)
となります。
つまり、点Aを通り△ABCを2等分する直線の式とは

このようにグラフになります。
2点(2,4), (0,0)を通るということより
\color{red}{y=2x}
となりました。
【一次関数】面積の求め方まとめ!
お疲れ様でした!
グラフ上の面積を求める問題では何といっても
座標を求めるのが大事!!
入試問題になってくると、座標に文字が絡んできたりして複雑になってきます。
だけど、考え方としては今回の記事で紹介した通りです。
文字が出てきても恐れることはなし!
面積を求める手順が理解できたら
いろんな問題を解いて、知識を深めていきましょう!
ファイトだ(/・ω・)/
グラフ上に長さに関する問題については、こちらもご参考ください。
よくわかる
よかったです!
勉強がんばってくださいね^^
すごく勉強になりました、
期末テストがんばります!
期末がんばってください!
応援してます( `ー´)ノ
すごい分かりやすかったです!!明日の期末テスト頑張ります!!
テスト応援しています(‘ω’)ノ
わかりやすかったです!!疑問改善できて嬉しかったです!これからもがんばります!
がんばってください!応援してます^^
1番分かりやすかったです!大助かりしました!!
ありがとうございます
受験に向けて頑張ります!
ありがとうございます!
受験に向けてファイトだ(/・ω・)/
とてもわかりやすかったです!中間頑張ります