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【文字式の表し方】ルールをわかりやすく説明!

こんにちは!数スタの小田です。

今回の記事では、文字式の単元を進めていく上で最も大切な基礎部分にあたる「文字式の表し方のきまり」について説明をしていきます。

 

この文字式のルールをしっかりと覚えておかないと次には進めないからね!気合を入れて、学習していこう!

具体例を使いながら、なるべくわかりやすく説明していくのでついてきてください(‘ω’)ノ

 

サクッと理解した方は、こちらの動画も参考にしてください(^^)

 

文字式の表し方のきまり

まず初めに文字式のきまりをまとめておきます。

文字式の表し方
  1. ×(かける)の記号は省略する
  2. 文字はアルファベット順に並べ替える
  3. 数⇒文字の順に書く
  4. 1は省略する
  5. 同じ文字の積は、累乗の形にする
  6. かっこの式と数との積では、かっこの前に数を書く
  7. 割り算は分数の形にする
  8. 分子全体にかっこがつくときは、かっこを省略
  9. 足し算と引き算の+、-は省略しない

 

うわぁ

めっちゃルールあるし…

って思いましたよね(;^_^A

 

 

でも、一つ一つのルールはそんなに難しいものではないのですぐに覚えれると思います。

それでは、文字式の表し方のきまりを1つずつ見ていきましょう。

① ×(かける)の記号は省略する

文字式では掛け算の記号は省略して表すのが決まりです。

このように\(a\)と\(b\)の間の×の記号が省略されます。

掛け算する文字が増えても同様です。

 

② 文字はアルファベット順に並べ替える

文字はアルファベット順に並べ替えましょう。

どういうことかというと、こちらの文字式

①のルールに従っていくと、\(acb\)になってしまうのですが、この文字の順番をアルファベット順に並べ替えないといけないっていうことです。

正確には

こうなります。

 

×を省略するだけでなく、文字の部分はアルファベット順に並べ替えるようにしましょう。

③ 数⇒文字の順に書く

数と文字の掛け算の場合、数⇒文字の順番に書きましょう。

つまり

こうではなくて

このように数⇒文字の順に書くようにしましょう。

④ 1は省略する

1をかける場合、1は省略して表します。

この場合、\(1a\)とは書かないで

このように1は省略しなければいけません。

 

ただし、1を省略するからと言って

こんな感じで1という数字があれば

なんでもかんでも省略するわけじゃないからね

 

あくまで省略するのは1とー1のときだけね!

⑤ 同じ文字の積は、累乗の形にする

掛け合わせる文字の中に同じ文字がある場合は累乗の形を用いて表します。

×を省略して、文字をアルファベット順に並び替えるだけでなく

同じ文字が含まれている場合には

このように累乗の形を使って表すようにしましょう。

⑥ かっこの式と数との積では、かっこの前に数を書く

この式のように

かっこの式と数をかける場合には

×を省略して、数はかっこの前に書くようにしましょう。

 

⑦ 割り算は分数の形にする

割り算の記号も省略して、分数の形にします。

あれ?なんでbが下(分母)に来るの?

って思った方はこちらを思い出してください。

割り算は、割る数を逆数にして掛け算にチェンジすることができるんでしたね。

割る数(÷の後ろの数)が逆数になってひっくり返っちゃうから\(b\)が下に来ているんですね!

 

もしも符号にマイナスが出てきた場合は

必ず分数の前に持ってくるようにしてください。

これも注意ですね!

⑧ 分子全体にかっこがつくときは、かっこを省略する

かっこの付いた式を分数で表したとき、分子がかっこの式しかないときはかっこを省略して表しましょう。

 

⑨ 足し算と引き算の+、-は省略しない

掛け算、割り算は省略する決まりでしたが、足し算、引き算の+、-は省略してはいけません。

このような文字式の場合、掛け算の×と割り算の÷は省略しますが足し算の+は省略することができないので残しておきます。

 

 

以上、9点が文字式の表し方のきまりでした。

1つ1つはすごくシンプルだよね!

でも、覚えなきゃいけないルールが多いので問題をたくさん解きながら体で覚えていってもらいたいな!

 

ルールを眺めているだけではなかなか身につかないからね。

レッツ!演習!

 

文字式の演習問題に関しては別記事でたっぷりとやっていきたいと思います^^

>>>【文字式の表し方】問題演習で理解を深めよう!

【特典】テストで満点がとれる『まとめ&演習プリント』を用意しました!

お疲れ様でした!ここまでのところで文字式ルールはバッチリのはず^^

あとは演習を通して理解を深めてもらいたいのですが…やっぱりこれだけのルールを完全マスターするのは大変です(^^;)

なので、僕が中1の学生さんを指導するときは何度も復習テストをやったりしながら時間をかけてじっくりと習得してもらっています。(ここをテキトーに流してしまうと後で大変なことになるので…汗)

 

そこで今回は、僕が指導するときに活用しているプリントをお渡ししたいと思います。

これは文字式のルール&テストによく出る問題をまとめたものです。このプリントをノートに貼って、日々の復習に活用したり、定期テストの直前にチェックしてもらっています^^

そうすることで、ほとんどの学生さんは文字の決まりで満点を取ることができているので、この記事を読んでくれている読者の皆さんにもぜひ活用してもらいたいです(‘ω’)ノ

 

この課題を活用してみたい!という方にはメールでプリントを送らせてもらっています。

「名前(ニックネームでOK)」「メールアドレス」を入力すれば無料で受け取れますので、ぜひご活用ください^^

【演習課題】文字式の決まり




 

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文字式の表し方 まとめ

最後にもう一度、文字式の表し方を確認しておきますね。

 

×(かける)の記号は省略する

文字はアルファベット順に並べ替える

数⇒文字の順に書く

1は省略する

同じ文字の積は、累乗の形にする

かっこの式と数との積では、かっこの前に数を書く

割り算は分数の形にする

分子全体にかっこがつくときは、かっこを省略

 

足し算と引き算の+、-は省略しない

 

文字式の表し方を身につけたら、次は文章題に突入!

みんなが苦手なパーセントや速さの表し方はすぐにマスターできちゃうから、サクッとやっちゃいましょう。

>【文字式】速さの問題をわかりやすく解く方法!

>【文字式】割合(パーセント)の問題をわかりやすく解く方法!

文字式の文章題をまとめて全部マスターしたい!という方は

>【文字式】数量の表し方、関係を表す式、単位の変換問題などを解説!

こちらのまとめ記事をどうぞ!

 

 

5 件のコメント

  • 田中秀幸 より:

    質問があります。5÷b×a を5/b a ←aの前に,分母がbで分子が5の分数がついた状態

    と書いてはいけないのでしょうか。

    • 数スタ小田 より:

      分数の横にaがつく形でもOKだと思います^^

    • 数スタ小田 より:

      そうですね!
      この記事では中学校で習う決まりを紹介しています^^

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