ウチの子、作文が書けないんです!!
私が長年、塾講師をやってきた中で、たくさんの親御さんからご相談いただきました。
- 作文を書こうとすると手が止まってしまい原稿用紙とにらめっこで終わる。
- 文を書いても、「~と思いました」「~楽しかったです」「~したいです」のように単調な文になってしまい、とても読めたものではない。
- ん、何が言いたいの?って感じで、そもそも文章になっていない。
このような感じで、作文を書けないという悩みに対して何から手を付けていいのか分からない…という現状のようです。
実際に、作文が書けないというお子さんは苦労されています。
文章力がないというのは、国語だけでなく算数や理科、社会など他教科にも影響を及ぼします。
算数の文章問題が解けない。
理科、社会の記述問題に答えられない。
といった具合です。
つまり、他教科の学力というのは作文の能力によって下支えされているといっても過言ではないからです。
では、そんな作文の能力を高めるためにはどうすればよいのでしょうか。
結論から申し上げますと
作文が書けるようになるためには
書きまくるしかない!!
ということになります。
作文苦手克服に裏ワザはない
作文苦手を克服させたいんです。
という相談をくれる親御さんの中には、何か裏ワザ的なものを求めてこられる方がいます。
この手法を使えば、誰でも書けるようになる。
この先生の指導を受ければ、すぐに書けるようになる。
といったイメージです。
しかし、残念ながら作文の力をつけるためにそんな裏ワザは存在しません。
すこしでも楽して解決したいという思いは理解できますが、世の中そんなに甘くありません。
想像してみれば簡単なことです。
英会話、筋トレ、ダイエット、楽器…など
すべてにおいて裏ワザなんて存在しませんよね。
どれも基礎をコツコツと積み重ね、日々の継続のもと少しずつ成果が得られるものなのです。
作文の力だけ別物というわけではありません。
こちらも同じく、練習しまくって腕を磨いていくしかありません。
作文を書きまくるしかないが難しい
作文を書くまくるしなかいと申し上げましたが、とにかく書くというのが実はものすごく難しいのです。
なので、とにかく褒めてあげてください。
あなたが苦手に思っていることを想像してみてください。
例えば、大嫌いな食べ物とかでもいいかもしれません。
それを毎日、とにかく食べろ!と言われたらどうでしょうか。
続けられる自信がありますか?
ほとんどの人はすぐに断念してしまうでしょう。
しかし、1つ食べるごとに1万円もらえるとしたら?
こうなってくると話は変わってきますねw
人間とはそういうものです。
ただただ、苦手な作文を書きまくるというのは難しいです。
しかし、その先に少しでも良いので褒美を用意しておくことで状況は変化します。
ここでいう褒美というのは、子どもが書いた作文を読んで添削、褒めてあげるという行為です。
苦手なものに対して頑張ったこと
これを親に褒めてもらえる。
これは大人が1万円をもらえるくらいの価値がある褒美になりえるでしょう。
こういった工夫をしながら、作文を書きまくるという練習に励んでいくのです。
ただし、1つ大事な点があります。
それは、親御さんが作文を添削する能力を身につけないといけません。
子どもが書いた文章の誤りを正し、文の構成の仕方などを伝えてあげる必要があります。
文を書きまくることで、子どもの作文に対する苦手意識は改善されますが正しい添削がなければいつまでも作文能力の向上を難しいからです。
添削はプロに任せる
親が作文の添削をする
これはかなりハードルの高い行為です。
添削できます!と自信を持って言える親御さんは少ないでしょう。
(それが当たり前だと思いますが)
なので、そういった技術指導はプロにお願いをしましょう。
例えば小学生の作文指導にはこういったサービスが存在します。
小学1年~6年生まで各レベルに合わせた作文の通信教材です
このように、プロによるきめ細かい添削指導は素晴らしいです。
添削内容もポジティブな仕上がりになっており、子どもさんの向上心を高めてくれます。
また、こちらの通信教材から様々な絵本や古典のお話などに触れることができます。
文章を書くというのは、それと同時に文章を読むことができるということです。
たくさんの作品に触れることで語彙力や想像力を高めていくことができるのです。
実際に、ブンブンどりむを受講している方からは良い評価を受けているようです。
これまで特に読書好きというわけではなかったのですが、『ブンブンどりむ』をはじめてから、国語のテストで満点を取ることが多くなりました。親子で驚いています。今までは記述で空欄が多かったのですが、最近では全てうめられるようになっています。国語力が上がり、『ブンブンどりむ』に感謝しています。
引用:ブンブンどりむサイト
夏休み明けの読書感想文コンクールで入賞しました。書くことが苦手だと思っていたので、親としても驚いています。テキストで3段落構成の書き方を学んだことや、付録の「読書感想文ラクラクBOOK」が役立ったみたいです。受講した当初は、なかなか書くのが大変だったようですが、時間をかけて取り組む楽しさを知ってくれたようです。勉強するときにどうしても落ち着きがなかったのですが、じっくり机に向かう習慣もついてきました。
引用:ブンブンどりむサイト
作文苦手克服のまとめ!
というわけで、結論としては
書きまくるしかない!
ということですが、ただ書きまくるというのは非常に難しい。
そこで、親御さんのフォローやプロによる添削をお願いするといった工夫を取り入れることで、書きまくるという努力を後押しすることが大切です。
また、作文の力をつけるというのはすごく時間のかかることです。
毎日コツコツと継続したとしても、力として実感できるようになるには2年くらいはかかるのではないでしょうか。
だからこそ、早めに取り組み始めるのが大事ですね。
数年後を想像してみてください。
毎日書きまくったお子さん
何もせずにただ数年を過ごしたお子さん
どちらのお子さんであって欲しいでしょうか。
答えは聞くまでもないでしょうが、やるならとにかく今です。
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