評判の良い塾がウチから遠いです。近くにも塾はあるのだけれど、それでも遠くて評判の良い塾に通わせた方がいいのかしら
成績を上げるためには、少しでも評判の良い塾に通わせたい。
それは、ウチの子を塾に通わせようと考えている親御さんであれば誰しもが抱く悩みなのではないでしょうか。そして、やっとのことで評判の良い塾を見つけたのだけれど、家から通うには遠い。
この場合には、親が送迎をつけたり、子どもが電車やバスを使い、多少の時間をかけてでも遠くにある評判の良い塾に通わせるべきなのでしょうか。
遠くて良い塾、近くて平凡な塾
すこし無理をしてでも、遠くにある評判の良い塾へ通わせる。
これの本質的な目的は
成績を上げたい
という点にあるはずです。
だとしたら、私の考えとしては
『遠くの塾へは通うべきではない』です。
良質なインプットの為に
学習塾へ通うことで子どもが身につけることができるものは何でしょうか。
それは、良質なインプットです。
学校では教えてくれないような学習テクニックを分かりやすく、そして面白く学べます。
更に、そのインプットされた知識は失われる前に定着へと変換できるような演習が行われます。
しかし、遠くの塾へ通うということになればどうでしょうか。
どうしても長時間の移動が必要となってしまいます。
移動時間を考慮すると、学校が終わってから休む間もなく塾へ行かないといけないかもしれません。
電車やバスで移動する場合には、帰宅ラッシュに巻き込まれ席に座ることができず、疲れた体を酷使することになるかもしれません。
そんな状態を乗り越え、塾で授業を開始したとしてもお子さんが、良質なインプットができる状況にあると思いますか?
絶対にこの塾で頑張るんだ!という強い意志を持っているお子さんなら話は別かもしれません。
しかし、たいていの場合には、授業中に眠気が襲い集中力を保つことができない。
こんな状況に陥ってしまいます。
これでは、いくら評判が良くて素晴らしい講師が集まる塾へ通ったとしても効果が見込めると思いますか?
まぁ、厳しいでしょうね。
家族も消耗する
遠くの塾へ通うことで消耗してしまうのは、お子さん本人だけではありません。
ご家族の方もじわじわと消耗することになります。
私が勤める学習塾でも、ありがたいことに評判を聞きつけてくれ、わざわざ遠くから通ってくださる方がいました。
ちなみに今から例に挙げる方は、親御さんの送迎によって片道1時間ほどかけて通ってくださいました。
初めのうちは、子どもはやる気に満ち溢れ様々な指導に目を輝かせてくれます。
しかし、次第に疲れが見え始めます。
当然です。
学校が終わるのが17時。
そこから車で1時間かけ塾へ通う。
19時から21時まで授業を行い、そこから1時間をかけて帰宅。
帰宅後に、翌日の授業準備を行おうとすると就寝時間は26~27時になってしまうようでした。
塾へ通うことで、日常生活を圧迫し始めていました。
こういったお子さんの生活に付きそう親御さんの苦労は想像に容易いですね。
2、3ヵ月で親御さんの体力が限界に達してしまいます。
こうして、通塾は断念せざる終えなくなってしまいました。
確かに、素晴らしい講師との出会いはお子さんの成績を劇的に上げることにつながるかもしれません。
実際に、そういった事例もたくさんあります。
しかし、それはお子さんが良質なインプットをできる状態にある。というのが前提条件となります。
今回のように、遠くの塾へ通うという選択をした場合
どうしても学習の効率は落ちてしまいます。
また、家族も疲弊してしまいます。
だから、遠くの塾へ通うという選択はおススメしません。
時間の価値
学習効率を上げるために大切なのは時間です。
1日は24時間しかありません。
そして、学生の3年間というのはホントに短い期間です。
その限られた時間の中で、ライバルたちに勝つための学力を身につけなければなりません。
そうなれば、今この瞬間である1分、1秒がどれだけ大切な時間であるかが分かります。
そんな大切な時間を移動というムダに疲弊する行為に使っていは勿体ないです。
移動にかかる時間を勉強に充てることができれば
もしくは体の回復に充てることができれば
それは学習効率の向上につながってくることでしょう。
時間を有効に使う方法
それでも、やっぱり遠くにある評判の良い塾へ通いたい。
家族としても全力でサポートするし、本人もやる気になっている。
そういった場合には、移動時間を無駄にしないような工夫をしましょう。
- 移動の間に食事が済ませれるようにする。
- 体を回復させるために睡眠が取れるようにする。
- 移動しながらでも学習ができるようにする。
どうしても遠くの塾へ通いたい場合には、このように移動時間をしっかりと活用できるように考えてみましょう。
そうでなければ、わざわざ遠くまで足を運ぶメリットが失われてしまいます。
ちなみに、学生の方に話を聞いてみると
塾への移動時間にはスタディサプリを受講して、授業の予習・復習に充てているとのことでした。
映像授業であれば、移動しながらでも受講ができるので時間を無駄にすることがありませんね。
また、移動時間を使って塾への準備ができるのであれば、それは学習効果を何倍にも引き上げてくれる最適な方法と言えます。
これを実践している生徒さんは素晴らしく成績が伸びてきているので、この話を聞いて納得でした(^^)
近くの塾を調べる
家の近くにある塾を調べてみましたか?
ホームページを持っていないような塾もあったりするので、見つけにくい教室もあったりしますが…
意外と塾ってたくさんあるんですよね。
まずは、そういったところを体験申込してみましょう。
すると案外、近い場所でお子さんに合う塾が見つかるかもしれません。
そうなれば最高ですよね
家の近くに通うことができれば、それだけ有効な時間を獲得したことになります。
その時間はお子さんの学力に直結してくるはずです。
というわけで、なるべく家の近くでお子さんに合う塾がないかを調べてみましょう。
調べきったけど、それでも見つからない…
そういう場合の最終手段として、遠くの塾を検討されてはいかがでしょうか。
初めから遠くの塾を考えるというのは、近くにある最適解を見落とす可能性がでてきてしまいます。
まとめ
結論として
遠くの塾へ通うべきではない
ということでした。
理由としては
- 時間を無駄にしてしまう
- 本人も家族も疲弊する
- 近くにも案外、良い塾はたくさんある
ということです。
どうしても、遠くの塾へ通いたい。
もしくは、すでに遠くの塾へ通っている。
という方は、移動時間を有効に使える工夫をしてみましょう。
おススメとしては、スタディサプリを使った塾の予習・復習です。
これを行うことで、塾での学習効率は何倍にも引き上げることができるようになります(^^)
>スタディサプリの詳細はこちら
お子さんの成績を少しでも上げてやりたい。
これは親御さんの愛情の1つですよね。
ただし、その目的のために親御さんが疲弊してしまうのは間違っています。
家族がみんな良いと思える最適解が見つかることが望ましいですね。
この記事が、その為のお役に立っていればすっごく嬉しいです(^^)
以上!
今回、この記事を読んだことで、決心がつきました。ずっと遠くの有名塾に通わせていましたが、本当に時間の無駄だと気づきました。勉強が大好きだった息子が、少しづつ疲弊していくのを見て、疑問を感じていました。
今は小学2年生ですが、4年生になったらスタディサプリ等を移動がなくなって浮いた時間にやれるように試してみたいと思います。どうもありがとうございました。
コメントありがとうございます(^^)
お子さん、親御さんともに満足のいく形になりますことを願っております。